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先ず、その感謝の心を奮い起こさないとね、
「無限の無限の何々」という言葉を使いながら大きく
素晴らしいプレゼントを受け取ろうとしないといけないですね。
そして「ありがたい」という気持ちを深く起すことね。
先ず感謝することが大事ね。
次に、感謝の心が深くなったら今度は
「報恩の心」という恩返しの心が自然に湧き出るんですよね。
「神さまからこんなにす晴らしものをもらった、
プレゼントしてもらった」という。そうしたら、
神さまへ恩返しをしようという気持ちが必然的に起こりますね。
本当は万分の一も恩返しはできないんですね、
どんなにあがいても駄目ですね、億分の一もできない。
無限億万分の一すらできないかも知れないね。でも、
恩返しに生きようとするでしょう、そして自分の受けたものを
全部もう一回神様にお返しするんですよね。それで、
空っぽになって、また新たに受け直すのね。
呼吸と同じでね、吸うばっかしだったら呼吸は止まるんですね。
一回吸ったものを全部吐き出さないと、全部吐き出したら、
また新しい空気が入るように神さまのプレゼントを
大きく受けられるようになるのね。
だから、「感謝して恩返しの心で与え尽していく、
お返ししていく」この繰り返しをしているうちに、
どんどん大きく受けられて、
大きくお返しできるようになっていくのね。
だから、「感謝と報恩の心を生きる」
これが古神道の生き方なんですね。