ありがとうおじさんのお話【全358話】

小林正観さんの本や講演などでも登場するありがとうおじさんのお話の中から厳選した358話紹介しております。

270

f:id:arigatouojisan:20170124222809j:plain

本心の心の立場に立つことは、謙虚に謙虚になることです。
これが自分だという過去の姿を掴んでいては、

決して謙虚になれないのです。過去の善き姿を掴むだけで、
高慢になったり、エリート意識に陥ったりするものです。

また過去の悪しき姿を掴むだけで、卑下慢になったり投げやりな
自暴自棄の状態に陥り易いものです。謙虚になるということは、

マイナスを掴んで、心をマイナスで一杯にするということではないのです。
マイナス無限大の立場に立って、心を空っぽにして、

神さまの全徳の無限の無限の輝きの全てを、
素直に感受できる自分になることです。

 謙虚になる為には先ず、自分のすべては、神さまから与えられたものばかり、

ということに気付くことです。傲慢さ(高慢と卑下慢)は、
神さまの恩愛を無視し・拒絶するところから生ずるのです。

すべてをプラスに、感謝一筋に受けてゆこうとすれば、謙虚に成れるのです。
 素直になる為には先ず、自我の心(過去に積み重ねた業想念の心)を捨て去ることです。

過去の体験・経験に立脚して、自我の心を生きようとしていては、
決して素直には成れないのです。過去の一切を、

神さまにお返しすれば、自我の心を消し去ってもらえて、素直になれるのです。
すべてを神さまから、一瞬一瞬新たに、受け直すことが、本当の素直な生き方です。

 マイナスに見える自他のどんな姿に対しても、

みんな自分の責任なのだと、心からお詫びすることによって、
下へ下へと自分の心の立場を移してゆくことができます。

心の立場を下へ移せば移すほど、謙虚になれて、
神さまの最高表現を感受し易くなるのです。自己弁解したり、

他に責任を帰するようでは、いつまでたっても、
謙虚な本心の自分には戻れないのです。