ありがとうおじさんのお話【全358話】

小林正観さんの本や講演などでも登場するありがとうおじさんのお話の中から厳選した358話紹介しております。

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人が自分の思い通りに生きたい時は、神様は干渉してこないですね。
スッと離れてしまうのね、本当の神様はね。

 もし神様がスッと現われたら思い通りに生きられないんです、
思いは全部消されてしまうでしょう。なんぼ思い通りに生きようと

思っても生きられないですね。神様は無限に無限に謙虚でしょう、
だから遠慮して遠慮してサッと離れるのね。

そこがまた神様の奥ゆかしいところですよね、
でも困りますね。思い通りに生きて一時的には思い通りになる時も

あるんですね。でも、思い通りに生きた時は、
必ず人を自分の思い通りにしてるんで、人の自由を縛ってますね。
そうしたら必ずその反動が来るんですね。

今度は自分が人に縛られるんです。今度は人の思い通りに
ならないといけないんですね。そうすると思い通りになった

何倍じゃなしに何十倍何百倍って縛りがくるんですね。
それで七難八苦の苦しみが現実に出てくるような姿をとるんですね。

一時的には思い通りに生きても、これは幸せじゃないんです、
本当はね。それを神様は早く気づかせたいというのがあるんですね。
そこで「鏡」の姿を取る。

 でも何故「鏡」になるのかって不思議でしょう。

 明るいところから暗いところへ向いた時に
、例えば夜に部屋の中を明るくするでしょう、

窓を見ると外は暗いですから窓ガラスが鏡の姿をとるでしょう。
だから、自分の周りから神様がスッと引いて隠れてしまうと暗黒の姿を

とるのね。そうすると暗闇が鏡に変身するのね。

 だから「思い通りに生きよう」という時は必ず
自分の周りは鏡なんです。それで自分の心の状態を
周りの姿に写し出してくださる。

 だから、自分の心の中を見るとたくさんあるんですよ、
いろんな思いがいっぱい溜まってるのね、

過去の全てが残ってるのね。だからいろんな姿が写るんです、
もう忘れてしまったようなことがいっぱい出てくるんです。

でも、自分の心が鏡に写るように写してもらってるのね。だから、

みんな自分の過去の姿かも知れないね。いいものばっかしだったらいいんですけどね、
はははは、たまにはマイナスも写るんですよね。